保育園の給食試食会レポート!そこにはこだわりと愛情がたくさんつまっていました。

あなたは、自分の子供が保育園で何を食べているのか知っていますか?


そうですよね!
私は給食のメニューの確認すらしていませんでした!えっ・・・
実はそんな私ですが先日、娘が通っている保育園の給食試食会に行ってきました。
仕事の関係上そんなの参加できないよ!という方も多いと思うのでレポートしてみようと思います。
試食会は11月の土曜日にありました。
保護者の中から先着で10組み程が参加。
当日は子供と同じ物を食べ、園での食育への取り組みの紹介もあったのでまとめてみました。
※携帯電話の持ち込みは禁止されている保育園なので写真を撮る事が出来ませんでした。やっぱりミラーレス一眼レフが欲しいなぁ・・・
さっそくいってみましょ〜う!
目次
こだわりの給食
「人は何故食べるのか?」
という本質的な話からスタートです。
勿論生きるためです!
人のからだは、食べる物でできています。
しっかり食べることで、健康なからだを作っています。
そして保育園ではお友達と、家庭ではお父さんお母さん、兄妹と・・・
誰かと一緒に食べる事で心を安定させます。
からだと心を作るのが食です。
私たち親は、幼い頃から教育の中で、こういう話を何度も聞いてきましたが、日常の忙しさに、この当たり前でとても大切な事をつい忘れがちですよね。
思い出すいい機会にもなりました。
娘の通う保育園では、給食の先生のこだわりと沢山の愛情がつまった手作り給食を毎日提供してくれています。


その他、食への興味を持ってもらうために、園児が参加できる楽しいイベントも積極的に取り入れてくれていました。
保護者としてはとても有り難いですね。
食材へのこだわり
■煮干し出汁
■鶏がら出汁
市販の出汁は一切使わず、こだわりのこの3つの出汁を多く取り入れた給食は、薄味なのに優しい味がしっかり付いていて物足りなさを感じさせません。

試食会の献立
■れんこんつくね
■あおなのいためもの
■ごはん
■すましじる
れんこん・にんじん・葉物野菜(水菜?)・豚ひきにくなどで作られているようでした。
すり下ろしたれんこんのもちもち感と角切りのシャキシャキ感がたまらなく美味しかったです。
【あおなのいためもの】は、青くささもなくこだわりの出汁で炒めてありました。
にんじん・たまねぎ・あおな・きのこ・豚肉などが入っていました。
私の場合、家庭では炒め物に粉末以外の出汁を使う発想がなくちょっと感動しました^^
とても食べやすくなります。
【すましじる】もお野菜たっぷりでお出汁がやさしい。
お麩・さつまいも・にんじん・たまねぎ・もやし・小松菜など彩も綺麗でした。
園児が参加できる楽しいイベントも盛りだくさん
保育園では、月に1・2回クッキング保育や思いやりおやつの日があります。
クッキング保育
年長さんになるとクッキング保育の日があります。
園児にとては一大イベントのようです^^
クッキングの日子供たちは、その日のおやつに使う食材の準備を手伝っているようです。
お野菜の皮をむいたり切ったりします。
直接食材に触れる事で、子供達にとっては新しい発見が沢山ありますね。
カボチャは実は中身は黄色だとか、さつま芋は切ると白いアクが出てくるとか・・・
目でみて、手で触って、かおりを感じて、調理前と後の違いも知る事ができる良い機会になっていると思います。

思いやりおやつ
思いやりおやつの日には、年長さんがその日のおやつを切り分けてくれるそうです。
自分のことだけでなく、お友達の事を考えながら平等に切り分けていく姿が見られるイベントです^^
切り方のルールはないようで、各テーブルごとに形も大きさも様々です。
牛乳も自分の分だけじゃなく、お友達の分もそそぎます^^
思いやりの心を育てます。

そういえば最近は、はつか大根をみんなで育てているそうです。
よ〜く話しかけて育てたものと、何も話しかけないで育てたもの。
たくさん話しかけてあげた方が元気に育っているようです^^
命あるものには、たくさん話しかけてあげること元気になる事を学び、やさしい心が育ちます。
おやつへの取り組み
おやつは捕食と言うのは、昔からよく言われています。
娘の通う保育園ではおやつに、うどんやチャンポンが出る事がよくあります。
私は入園当初、献立表を見て驚いて先生に尋ねました。
うどんがおやつに出るんですか???と。
幼児期は一度にとれる食事の量はとても少なくて、1回の給食だけでは必要な栄養素が摂取できないこともあり、捕食の意味をかねてうどんやチャンポンをおやつに出しているとのことでした^^
また、手作りおやつにも力を入れているようです。
選択おやつといって、2つの中から好きなものを自分で選択できる日もあります。
自分で選ぶこと!
大人になってからは、「人生は選択の連続だな〜」と感じることが多いですが、自分で選ぶ力ってこういう小さなことから始まるのかなと感じました。
アレルギー対策
アレルギー対策も徹底されていました。
器は誰が見ても一目で分かるようにわけられています。
園児に給食が出される前に職員で3回チャックもされる徹底っぷり!
対象の園児へはもちろん直接手渡しです。
給食やおやつの見た目にもこだわり、なるべく同じように見えるように工夫されているようでした。
先生方の愛情を感じます。
自分たちで育てた野菜の収穫
保育園には小さな畑があり、旬のお野菜を自園栽培しています。
先日も、娘が「保育園で芋掘りしたよう〜」と楽しそうに話してくれましたが、収穫した野菜は給食やおやつとは別に調理して出す事もあるそうです。
子供たちの目の前でデモンストレーションしたりもするそうです。
自分たちで育てた野菜は格別!
うちの娘もそうですが幼児期はまだまだ好き嫌いが多い子供もたくさんいます。
こうして保育園でお野菜を育てたり、お友達や先生とみんなで同じものを食べると不思議なことに家では中々食べない子供が、給食はもりもり食べたりすると言う事をよく聞きます。
今日はスープを3回おかわりしましたよ〜と先生から聞いた時は嘘でしょ!
と何度も思いました!笑

保育園の不思議な力素晴しすぎます!
季節の食材やイベントを意識
旬の野菜や果物は栄養価がとても高いので積極的に取り入れたり、年間イベントを意識して給食やおやつを工夫して下さっていました。
また手作りのパネルを用意してクイズ形式で豆知識を教えてくれているそうです。
今年の保育園の年間テーマが「わ」と言うことで、月に1、2回園の畑で採れた野菜を使って「和食の日」和食の給食の日があるそうです。
家では簡単にできる洋食や丼物が多くなりがちなのでこれまたありがたいなと思いました^^
特にうちは、私が魚が苦手なもんで、食卓に魚が並ぶのは月に数回。
しかし保育園のお陰か、魚嫌いに育っていないのが幸いです^^
まとめ
働らくママは中々保育園での様子がわかりませんよね。
朝も、帰りもバタバタ。
園には毎日その日の給食が展示されていますが、お迎えが遅いママは自分の子供が何を食べているのか目で確かめることは難しい人もいます。
今回は、実際に子供と同じものを食べ、園での取り組みも詳しく教えてもらい、園だよりだけでは見えてこない実際の様子を知ることができてとっても良かったです。
家ではご飯食べないのに、保育園では完食している理由がわかりました。
お子さんが通う園で試食会あればぜひ参加して見て下さい^^